提督が観る、アニメ艦これ第7話「一航戦なんて、大ッッキライ!」 感想と考察

07-000.jpg

イベント終盤ですが、今回はアニメ艦隊これくしょん7話のレビューや考察を書いていきます。
この記事を書くにあたり、他の方の感想を一切見ないことを徹底しました。
あくまでも世間の評判ではなく、私個人の感想ということでご覧下さい。

※ネタバレが含まれますので、必ず視聴後にお読み下さい。


前回の第6話「第六駆逐隊 カレー洋作戦!」について

前回は本家艦これイベントのためアニメ感想記事をお休みしたため、まずは6話の簡単な感想を。

06-001.jpg 06-002.jpg

第6話は完全に番外編という印象。
他の回ではあくまでも「吹雪が主人公」として物語が進んでいたが、この回だけは別。
人気のある第六駆逐隊を主役とし、各キャラクターの個性を生かした一話となっていた。

ゆるく観る分には非常に楽しめる回で、いわば艦これ二次創作の完成版。
それだけに本編としてではなくOVAで良かったのではと感じたが、ファンへの配慮か、物語中盤の小休憩か。
単体としては面白かったが、アニメの流れとして観るとやや違和感のある回だった。


第7話「一航戦なんて、大ッッキライ!」 感想


07-001.jpg 07-006.jpg
空母ヲ級/旗艦吹雪

7話は5話の続編となる回。
赤城の加賀に対する「こういう時間は久しぶり」という発言からも、6話は物語の時系列に沿ったものではなさそうだ。

吹雪を中心に結束を強めた第五遊撃部隊が、実際にFS作戦を遂行する。
我が強く個人の戦果を重視する傾向は依然としてみられるが、吹雪の指示により艦隊としての結束が強まっている。
吹雪への信頼感、加賀・瑞鶴の内面では尊重しあう関係など、艦隊としての錬度が確実に高まっているシーンは観ていて気持ちが良い。


07-007.jpg 07-008.jpg
妖精さん、空母を発見する/瑞鶴は一矢報いられなかったことを悔やむのか、艦載機の墜落を嘆くのか

今回は相手の作戦を読み合う展開で、艦隊同士の戦いが上手く艦これとして表現されていたように思う。
特に偵察機や直掩機といった艦載機がピックアップされ、空母・制空権の重要性が改めて感じられた。

一方で、妖精さんの表情も垣間見え、海に落ちていく艦載機を見る度に妖精さんの存在が否応なく思い起こされる。
今回は物語の主役ではないが、妖精さん=人間であり、艦載機一機の墜落は決して小さなものではない。
そう考えてみると、艦載機を尊重し、労わっている空母艦娘の気持ちが理解できる。

しかし、艦これアニメを観た人々は、人間の死よりも艦船の死について騒いでいる。
人間の死には見向きもせず、艦船の轟沈を悲しみ騒ぎ立てている様子は、史実に置き換えてみると異常な光景だ。
そんな状況を作り出せたあたり、田中Pの「奮戦し悲しく沈んでいった艦を忘れずにいて欲しい」という願いは達成されたといっていいだろう。


07-009.jpg 07-010.jpg
加賀さんの冒頭と末尾のセリフが全く同じでも、全く意味が異なるイキな演出

やや話が脱線したが、ともかく今回は提督・吹雪・瑞鶴・加賀の奮闘により3話の再来とはならなかった。
しかし、通信の傍受が判明したからといって形勢が有利に傾くわけではなく、ようやく互角といったところ。

艦娘の戦闘シーンは最初こそ違和感があったが、慣れてくると他のアニメにはない新鮮なシーンばかりで観ていて面白い。
今後も迫力ある戦闘シーンと共に、今回以上に情報戦を繰り広げていく展開を期待したい。
次回予告で頼もしい仲間が参戦するのが判明したが、さてはて、敵深海棲艦とどのように戦っていくのだろうか……。


他、気になった部分・考察


作戦の通達、他の鎮守府

07-011.jpg 07-012.jpg

作中で他の鎮守府という発言があり、複数の鎮守府が存在している事が明らかになった。
序盤にFS作戦についての詳細が暗号にて伝えられるが、恐らくこれも組織の大元からの指示なのだろう。
提督が度々会議に出ている様子からも、非常に大きな組織であることが想定される。

今週の深海棲艦

07-003.jpg 07-004.jpg

空母ヲ級から苦痛や驚きといった表情が見られた。
一方で、被弾した顔面は殻、瞳の奥は照明のようにも見え、人間ではなく「機械」であることが強調されている。
艦娘も同様の構造なのかは分からないが、被弾の様子からも人間とは根本的に異なった存在である可能性が高そうだ。

関連記事

Pagination


Comment

[ 2947 ]

アニメ艦これの考察お疲れ様です。
赤城の発言から6話の時間列の違いを指摘されるのは斬新でした。

しかし田中Pの意図が今のアニメ艦これに反映されてるとはイマイチ納得がいきません。
「奮闘して沈んでいった艦を忘れないで欲しい」と言ってますが
劇中では如月が「己が沈まないように奮闘し活躍したシーン」は皆無でした。

もし過去の活躍した艦を忘れないで欲しいなら「艦を沈める事」で印象に残すのではなく、
「艦を活躍させた事」で過去の艦を偲ぶべきでないでしょうか?
ラストサムライの「死に様ではなく生き様を語りましょう」という奴です。

如月の轟沈を騒いでいる人も決して轟沈自体を語っているのではなく。
それに至るまでの如月のキャラクター描写の薄さ、活躍の乏しさを嘆いています。
個人的には艦これを作る人々に「轟沈以外」の情報をもっと活かして艦娘を活躍させて欲しいと思います。
  • URL
  • 2015/02/21 08:28

[ 2948 ] ほしいか

コメントありがとうございます!
記憶云々の箇所はアニメというよりはゲームや二次創作の成果かと思います。
艦船に愛情を持ち、あまりにあっけなく轟沈する様に怒る……まさに田中Pの狙いかなと。

実際の史実や戦争では、あっけなく死を迎えることが多いと思います。
ドラマチックに沈むほうが稀でしょう。
しかし、あっけなく沈んだからといって奮闘していないかといえばそうではなく、むしろそういった歴史的にインパクトの弱い艦を再度世間が認知することが重要かなと。
だからこそ、過度な演出は不必要だったと私は思います。

個人的にいえば、むしろあんなに死亡フラグを立てずあっさり沈むほうがリアリティがあったかなと思います。
現実はそんなものですから。
  • URL
  • 2015/02/21 09:53
  • Edit

[ 2967 ]

今回の話を見ていて思ったのは、ゲームとアニメでの設定の違いを改めて考えさせられた事ですね
アニメでは1発轟沈がよく上げられますが、気になったのはバケツが0になったことです
ゲームではよほどのことが無い限りバケツが0になることはありません、特に大規模作戦の前なら当たり前です
しかしアニメでは敵側から攻めてくることがあり、そこでも被害が多ければ消費が発生してしまいます
ゲームではバケツが無いなら出撃を控えて貯めれば良いですが、アニメではそうもいかない様子
さらにゲームではバケツは任務、遠征などで入手が容易ですがアニメで考えるとこれは可笑しな話になります
任務を終えれば手に入る、真面目に考えると本部とかに在庫があるなら無くなる前にさっさとある分をよこせって話です
遠征で成功すれば手に入る、そのまま1,2個バケツが落ちてるわけ無く、原材料を拾ってくると考えるべきでしょうか
これらの事を考えるとバケツを手にいれる方法がアニメではゲームと違うのは予想がつきます
0になるってことはバケツを作るのにそれなりの時間が必要か、大量に作れるものではないと考えられます
短時間で大量生産が出来るのなら0になるはずありませんしね
遠征で手に入れた原材料をどこかに集めて加工し、そこから本部を通して各鎮守府へ分配しているって感じだと想像してみました
ゲームとアニメ、それぞれの媒体の制約や設定を考えて、考察してみるのも楽しいものです
  • URL
  • 2015/02/21 23:35

[ 2980 ] 羅針盤の人

感想、お疲れ様でしたm(_ _)m
如月の戦没に関しては、提督と旗艦の夕張が私の周りではやり玉に挙がってましたね(笑)

ただ、アレ作戦・指揮は長門だし、如月が沈んだ原因は
作戦行動中に勝手に船足を止めて自ら孤立したところで攻撃を食らったので、組織の長と部隊指揮官として以上の責任は無いように思いました。

私は……
信長の野望じゃステータス低い武将をクズ武将と呼び、平気で盾にしてころすような人間なので特に思い入れはなかったです(爆)

個人的には、6話で艦娘(響)から赤い血が流れ、7話で深海棲艦(ヲ級黄色)から蒼い血が流れたのが印象的でした。アピールの仕方が昔見たウルトラセブンの、宇宙人と地球人の血の色対比みたいでちょっと懐かしかったです。

あと、7話のバケツ切らした提督は無能理論ですかね。
私はイベントの度に途中で切れますが、みんな1日何時間してるんだ、とw

お後がよろしいようでm(_ _)m
  • URL
  • 2015/02/22 05:25
  • Edit

[ 2990 ]

一日1時間半で潜水艦がいればイベントでも切れない程度のバケツは貯まると思いますが。

アニメである以上、やはりゲームの仕様をそのまま反映させるのは難しいのでしょうね。
バケツの概念をアニメに取り入れる必要は無かったんじゃないかなと思いました。
  • URL
  • 2015/02/22 16:04
  • Edit

[ 2992 ]   

※2990
ゲームの仕様をそのまま反映はさすがに無理でしょ
ゲームで30分でバケツ一個手に入る可能性があるけど、

現実問題リアルに遠征をした場合、
近所に買い物行くわけじゃないんだから、
数十分、数時間で遠征が終わるわけが無い

ゲームならクエスト消化でボタン一つでバケツが手に入るけど、
普通に考えたら、上層部からいくつも許可もらってやっと
謎の修復液体の使用許可がでて、そこからやっと各提督が自己判断で使用できる
とかそのレベルだろうからな
  • URL
  • 2015/02/22 16:54

[ 3003 ]

赤城さんの「こういう時間は久しぶり」というのは二人だけで静かに話ができる、または二人でこうした長い入渠を共にすることに対する言葉であって、時系列が違うというわけではないのではないでしょうか
少し前に隊の再編成があり加賀さんと赤城さんが別の艦隊になったことで、入渠のタイミングや部屋も別々になったので、そういう時間が久しぶりだったのだと思いますが
  • URL
  • 2015/02/22 21:48

[ 3004 ] ほしいか

コメントありがとうございます!
アニメを観る限り、ゲームの基準で提督の良し悪しを判断するべきではなさそうですね。

>>3003さん
その可能性も十分ありそうですね。
私は漠然と、二人でカレー大会に出場した直後であればもう少し違ったセリフになるのではと感じましたが、断定できるほどの証拠ではなさそうです。

ただ、6話だけ唯一前後の話との繋がりがないあたり、あまり時系列に拘ってつくられた回ではないように思います。
  • URL
  • 2015/02/22 22:28
  • Edit

[ 3009 ]

魚雷一発で正規空母が無傷から轟沈する世界で、
鎮守府近海は制圧済みならば潜水艦の存在を知っている筈だし
水上に居る間はソナーガン積みでもない限り1秒も油断できない状況にも関わらず慢心しすぎてる気がするんだよなぁ
それでなくても合同作戦前にバケツ吹っ飛ばしてるあたり余裕なんて無く追加戦力の望めない決死前提の運用になってるのにお気楽すぎる・・・
後半のタイトル
「特攻」「壊滅」「玉砕」になっても不思議やないで
  • URL
  • 2015/02/23 02:53

[ 3027 ]

>しかし、艦これアニメを観た人々は、人間の死よりも艦船の死について騒いでいる。
人間の死には見向きもせず、艦船の轟沈を悲しみ騒ぎ立てている様子は、史実に置き換えてみると異常な光景だ。

艦娘が轟沈する世界で1話のLV0状態の吹雪を出撃させてたり、3話で有視界戦闘していて艦隊で行動している筈の如月の周りから不自然に味方の姿が消えたり(勝手に単独行動してたっけ?)、5話の連携が取れないままでの出撃→撤退の繰り返しとか、6話の勝手に遠征→失敗とか、足柄のマイナスイメージの2次設定を取り込んだ上で活躍させないとか、日常系アニメと混在させるには相当の配慮が必要な部分がうまくいっていないから騒がれているのだと思います。

各話単体でみると問題無いのですが、3話を見た後に1話を思い返すとこれ捨て艦戦法だよなあとかどうしても思ってしまいます。どうにもアニメでの艦娘の命が軽いんですよね・・・艦娘と提督以上の役職で考え方が違う感じがします。

艦これが好きなのでアニメは見ますけれど、円盤を買うのはやめて母港や指輪に突っ込む事にした提督の現時点での感想です。
  • URL
  • 2015/02/24 04:02
  • Edit

[ 3048 ]

感想、お疲れ様です!初めてのコメントです!いつも見させてもらっています><
こんな事聞くのはアレかとは思いますが、残りの話で誰かが轟沈すると思いますか?

正直私のこのいい展開からそういうのを考えたくないのですが・・・どう思われますか?
  • URL
  • 2015/02/25 02:43

Post Your Comment

コメント登録フォーム
公開設定

Trackback

Trackback URL

http://akankorebiyori.blog.fc2.com/tb.php/142-0ac49b59

Utility

 
Rss Twitter GooglePlus

カテゴリ

タグクラウド