提督が観る、アニメ艦これ第5話「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」 感想と考察

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アニメ艦隊これくしょん5話のレビューや考察を書いていきます。
この記事を書くにあたり、他の方の感想を一切見ないことを徹底しました。
あくまでも世間の評判ではなく、私個人の感想ということでご覧下さい。

※ネタバレが含まれますので、必ず視聴後にお読み下さい。


「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」感想/考察


「吹雪の成長」から「吹雪の活躍」へ

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今までは吹雪の成長という観点で物語が進んでいたが、この5話は成長した吹雪が活躍する回であった。
持ち前の頭脳と一生懸命な性格を生かし、相性の悪い第五遊撃部隊に活路を見出す。
精鋭揃いの艦隊の中で、戦力としては劣っている吹雪がしっかりと存在感を示した。

今回は特に吹雪に感情移入しやすかった。
大井や加賀と瑞鶴の我の強さに辟易し、金剛の存在に安心するも艦隊をまとめるに至らず、悩んでいたところで頼りになる赤城から助言を貰い、自分が頑張らなくてはと奮起する。
そうした一連の感情の移り変わりを視聴者側にも感じられ、非常に見ごたえのある一話だった。
最後の加賀と瑞鶴がほんの少し和解したシーンでは、吹雪同様ほっこりした提督も多いだろう。

ゲーム内ではあまり艦娘同士の交流が描写されていないため、アニメでこうしたやりとりが観られるのは嬉しい。
もちろん、艦娘の印象がアニメとゲームで違うといった問題点はあるが、そうしたものを差し引いてもやはり楽しい。
一貫したストーリーがある以上、期待した展開にならない可能性は高いが、それでも一つの物語として最後まで見守っていきたい。


提督の意図

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4話で提督が不在だったのは、今回の艦隊再編成に向けたものだったのだろう。
では、戦い慣れた艦隊を解散させ、これほど大規模な再編成を行ったのは何故か。
おそらく、艦娘同士の連携を深める必要があったと考えられる。

第五遊撃部隊には、金剛・加賀・瑞鶴・大井・北上と非常に優秀ながらも癖のある艦ばかりが集まっている。
中盤の旗艦を決める演習シーンや終盤の出撃シーンでは、自身の能力が高いことを過信し、連携を蔑ろにしている様子も見られた。

しかし、今後の反抗戦ではより一層戦闘が激化し、艦娘の轟沈も増えることになる。
すると、急遽艦隊を再編成する必要があり、相性の悪い艦同士が一緒になる場合もあるだろう。
そんな時、上手く連携できませんでは話にならない。

今後、出現する敵深海棲艦はさらに強力になれば、個々の能力がいくら高くても太刀打ちできない。
そうした場合にそなえ、艦娘同士の連携を強化することがFS作戦を成功させるために必要だと考えたのだろう。
第五遊撃部隊に相性の悪い艦娘が集められたのも、こうした理由だと考えられる。


おまけ:艦娘に感じる違和感の正体

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3話と4話のギャップについていけない、という感想を多く見かけた。
轟沈艦が出たのにも関わらず、金剛姉妹の緊張感のない自由奔放っぷりは違和感がある。
しかし、確かにアニメでは顕著に表現されてはいたが、よく考えてみるとゲーム内でもさほど変わらない。

何故これほどまでに緊張感がないのかについては3話の感想でも述べたが、艦娘が兵器であるという点が関係していると考えられる。

もし、戦うために生まれた兵器が感情を持ったらどうなるか。

自分が壊れる可能性があると分かっていても、やはり戦うことを謳歌するのではないだろうか。
それは、仲間が壊れたからといって覆させるほど弱いものではない。
戦うことが人生の全てであり、戦うことが自分の存在意義なのであれば、戦いをを楽しむことに違和感はない。

これが、艦娘として生きるということなのだろう。

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Comment

[ 2657 ] 通りすがりのリンガ民

今回が面白かっただけに3話が他の話に比べ浮いてしまってる感じですね
ですが、今後も今回みたいな方向でいってほしいです
  • URL
  • 2015/02/05 21:58
  • Edit

[ 2660 ]

5話は吹雪視点と考えると大事な睦月と如月の話が抜けてる一話かと思います

如月の轟沈は偶発的なもので部隊の連携がしっかりしてれば防げるものだったはずです
その連携を欠いている第五遊撃部隊を吹雪が見れば先に怒りが湧いてくるのが妥当ではないでしょうか
特にゲーム基準にはなりますが第五遊撃部隊は空母高速戦艦と駆逐艦よりもタフなメンツばかり
吹雪ならばそういうポテンシャルに任せる土壌が如月を孤立させ轟沈させたと思いますし
一視聴者の私も大きく憂いだシーンでした

今回の話を否定するわけではないですが、第五遊撃部隊に連携を取らせようと吹雪が頑張るのなら
彼女の口から怒りや悲しみと共に、加賀たちの前で如月と睦月の事を吐露するべきだったと思います
それによって論理的にもメンタル的にも艦隊の連携の大切に説得力を持たせ
且つ如月の轟沈によって一連の体験をした「吹雪だからこそ」説得でき、旗艦を任される事に納得ができた話になります

そして何より如月の死を活かす事ができ
5話だけでなくアニメ版艦これ自体をファンが愛せる作品になったと思います
  • URL
  • 2015/02/06 00:04

[ 2661 ] 名無しのラバウル提督

少なくとも4話時点では轟沈から10日以上は経過していますし(夕張の報告書の内容から)、兵器である彼女たちは否が応でも平常に戻らなくてはなりませんよね。
いつまでも過去に囚われず、前を向いて進んでいる彼女たちは素晴らしいと思います。
  • URL
  • 2015/02/06 08:18

[ 2662 ] 素人リンガ提督

ゆるい回だったので肩の力を抜いて見ることができました。
いつまでも如月轟沈のことを引きずっていたら、「いつまでもグチグチしてるな。
戦うものとしての自覚があるのか」と総叩きにあっていたでしょうね。
それだけに引きずらずに成長に転化したすごくいい5話だったと思います。
吹雪を主人公として好きになれました。
  • URL
  • 2015/02/06 09:53

[ 2663 ]

非常に良かった。この線で最初からやれば何もなかったのに、と。
しかし3話でワンパン轟沈してるのに旗艦選定のギャグ入渠でえらく緊張感がないものだなと違和感
  • URL
  • 2015/02/06 12:54

[ 2664 ]

3話みたいなシリアス回とギャグ要素のある5話と一緒にしちゃいけませんよ。

というか、そもそも原作ゲームも同じ様な感じじゃないですか。
結構艦娘によっても戦時の鬱要素を引っ張っていたり、逆にキャラ同士でイチャついてたり…

そう考えると結構複雑な作品なので、アニメの方にも理解をもって見る必要があると思います。
  • URL
  • 2015/02/06 17:33

[ 2718 ] さすらいのラバウル提督

まあ普通に良回でしたね。もともと頭がいいぐらいしか取り柄の無かった吹雪が1~4話で技術的にも精神的にも成長していたことが、旗艦指揮のシーンではっきりして嬉しかったです。
自分が艦娘に対して違和感を感じた所は、3話の赤城さんの長台詞のシーンで「艦娘で良かったと思います…愛する人を守ることが出来る」ってとこなんですが、普通の人間の感覚なら守るべきは人類だとか国家だとか故郷で待つ家族などであると思います。しかしそうじゃなくて、彼女たちの愛する守るべき存在はそれもまた戦友である艦娘たちという描写でした。戦う理由が戦友を守るためだなんて戦い続ける以外なにもないじゃん…と。そこに艦娘が人間ではなく戦うことが存在意義の兵器であり、鎮守府の中だけが彼女たちの認識する世界なんだなということを強く感じてしまいました。艦娘にとっては外の世界なんてないようなもので、仲間たちと一緒に戦えるだけで満足なのでしょうね…少し切ないですけど。あえて一般人の住む世界を一切描写しないのもその辺の意図があるのかも?
  • URL
  • 2015/02/08 00:45

[ 2759 ] おりあ

瑞鶴とか加賀さんがいっぱい出ててよかったです(小学生並みの感想)
好きな艦娘が動いてるとそれだけで嬉しいです。
今更ですけど、金剛の艤装って比叡の改二型ですかね?
  • URL
  • 2015/02/09 22:50
  • Edit

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